確定申告の手引き

国税庁のサイトから作成する申告書の基本入力方法を忘れないように残しています。

納税は国民の義務なんてカッコいいことを言いたいのですが、毎年申告する度に入力方法はこれで良かったかなと思い出しながら申告書を作成。 今年こそは「入力方法を分かり易く残しておくぞ」との意気込みも、提出してしまったらそんな気持ちも何処えやら ...と言うことで。


まず、申告=納税 ではありません。
不備や払い足りなければ調査に入られ、修正申告で終わる場合と悪質な場合は追徴金が課税されますが、残念なことに払い過ぎている分は申告がなければ返して貰えません。
確定申告とは、適正な納税を行うための自衛手段でもあります。


勤労学生の皆様へ

働きながら学業に励んでいる皆さん、大変だと思いますが頑張って下さい。
コロナの影響で特別支援20万円までの支給が決定しましたが、皆さんには返金して貰えるお金があるかもしれませんので、是非下記の事だけは確認してみてください。

派遣やアルバイトをしている人は、給料を貰う際「所得税」を天引きされている場合があります。
給料明細を見れば分かりますので、天引きされている場合は「源泉徴収票」を雇用主に発行してもらいましょう! 派遣会社に登録し作業に従事している場合は、WEB上で確認が取れる場合もあり、源泉徴収票もダウンロードできることもあります。 (社印がなくても通用しますので、ご安心を!)

しかも、天引きされた、所得税の全額またはそれに近い金額が返還される可能性が高い ことを知っていますか?
申請方法が良く解らないという方は、源泉徴収票を握って税務署へGO!
職員の方が優しく教えてくれます。

私は税理士ではありませんから専門的なアドバイスはできませんが、申告する方法と、正しい申告で返還されるお金があることは知っています。

余談ですが、大学生に申告の話をしたところ、源泉徴収票を握りしめ税務署で申告した後、10万円ほど返還されたと喜びの連絡をもらった事があります。

WEBから申請書を作成し、郵送でもできますので、チャレンジする方は最低限の入力ヶ所を紹介していますのでご確認ください。(当てはまらない項目の申請がある場合、税務署にご相談下さい。)

 作成中ですしばしお待ちを! 

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自営業・フリーランスの方へ

フリーランスが正式に政府のお墨付きにより認知されましたが、自分が「フリーランス事業者」だと認識していない人はいませんか?
自営業・フリーランスは「みなし法人」として、自己申告で成立します。

税務署に開業届を出す方が良いのですが、確定申告する際に、屋号(事業所名)を決めて、白色申告することで、税務署から事業者として認めてもらえます。

白色申告の利点:
青色申告は届け出の必要がありますが、より簡略されたのが「白色申告」と捉えて大丈夫です。
給与所得とは違い事業を行っている人が申告する方法ですが、決定的に違うのは「事業に必要な経費計上」による売上と収入のバランスがとれるという事です。

例えば、独身・健康体で、給与所得500万円ある場合と、事業収入500万円ある場合では、
給与所得の場合、500万円 - 基礎控除38万円 = 462万円
事業収入の場合、500万円 - 基礎控除38万円 - 必要経費200万円 = 262万円
※実際には、年金や健康保険等ありますが割愛します。
給与所得の場合、462万円に対しての所得税であり、事業者は262万円に対しての税金となります。

< 認められる経費一覧 >

  • 給料賃金
  • 交際接待費
  • 旅費交通費
  • 地代家賃
  • 通信費
  • 水道光熱費
  • 広告宣伝費
  • 消耗品費
  • 福利厚生費
  • 雑費、など
この他は、「月次収支内訳書」(毎月記帳することで、申請に必要な収支内訳書ができます)でご確認ください。

独立した事務所ではなく、自宅と兼用にすることもできます。この場合、自宅と兼用している家賃や水光熱費などは全額経費計上できませんが、半額程度であれば認めてもらえます。

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医療費を支払っている方へ

医療費控除が受けられますので、領収書をまとめておきましょう!

セルフメディケーションとは?

自分自身の健康に責任をもち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることとされています。

市販の医薬品でも控除の対象になる物もありますので、薬局等で医薬品を購入する際は確認して購入するといいですね!


申請書は郵送 or 持ち込み?

e-taxで申請される場合を除き、郵送か当該税務署への持ち込みが必要になります。
勤労学生や後日提出した記録が必要ない場合は、郵送がお勧めです。申請書入力完了後、PDF書類としてダウンロード・プリントアウトし、控えを除いたものを提出しますが、 当該税務署の宛先が同時にプリントできていますので、封筒に貼り送付すれば完了します。(普通郵便でも良いが、簡易書留が無難です)

郵送の場合、マイナンバーカードが必要になりますので、まだ作ってない場合は作っておくことを勧めます。
マイナンバーカードがあれば、本人確認書類はその写しだけでOKですが、そうでない場合は、免許証の写しや住民票の写しなど2種類が必要になります。

今回コロナの影響で顕著になったのは、「持続化給付金」の申請に際し、当該税務署の受領印のない場合は、「納税証明書」の添付が必要になったという事です。
自営業やフリーランスの方で、持続化給付金以外でも「助成金申請」を考えている場合などは、持ち込みによる受領印を控えに貰った方が手続きに際し利便性が見込めます。
ちなみに、確定申告書写しの発行に1ヶ月程度掛かると私は言われました。(写メ撮影はその場でOKを貰えました)

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