DIY道具の手入れ法

道具のパフォーマンスは、木の性質を知ることで最高潮に!


木には「元」と「末」がある。

木が生えた状態で、根元に近い方を「元」、天に向かう方向を「末」と言います。

製材されても 図の様な年輪の方向 で判断できます。(柾目については後述)
なので、上下使いがある場合の逆さ使いはあまり好ましくありませんのでご注意ください。

年輪とは、硬い部分が「冬」の時期に耐えながら成長、柔らかい部分は主に「夏」時期にのびのび成長したため出来ています。
熱帯雨林など南米産の材木には年輪はありませんので、向きを気にする必要はありません。と言うよりどっちか判りません。


「木表」と「木裏」を知る

輪切りにした状態で、中心に近い側を 「木裏」、樹皮に近い側を「木表」と言います。
木は湿気(水分)を吸収・排出する性質があり、乾燥すると木表側に引っ張られる形で変形します。

柱に切り込みを入れるのは、乾燥による不要な割れを防ぐ目的があり、切り込みが他の面の割れるのを吸収する役目があります。

年輪で方角を判断する場合

山で迷った際、切り株の年輪を見て「年輪の幅の広い向きを南」と判断する場合がありますが、木の成長は日の光が多く注ぐ方向に成長しやすい性質を持つことから、密集した山林などでは光が届く方向に成長しやすくなります。それが北であってもです。
開けた場所での年輪判定は信ぴょう性がありますが、それ以外での判断は誤る可能性があることを知っておきましょう!


「板目」と「柾目」を知る

木材を製材する木取りで




「節」の性質を知る




Left & Right



Left & Right